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climbgrowが売れる世の中であってほしい

蒸気機関車みたいに質実剛健なサウンドにパワフルなボーカルっていうシンプルに格好いいロックが絶滅危惧種に指定されていったい何年経つのだろうか。

個人的に軽く10年は経ってると思う。

メタルとかハードコアみたいなパワフルなのがデフォのジャンルは別としてね。

ふと気付いたらKANA-BOON先輩やマイヘア先輩っぽいバンドばかりになってた。常々言ってるけどそれが悪いわけじゃない。探しても探しても雰囲気が似てるバンドが出てくるせいで俺が勝手に退屈してるだけ。個性のある素敵なバンドとの出会いが本当に少ないだけ。

なのでボーカルが草食系で声が高くて女性ウケが良いあのバンドもMy Hair is Badを1.25倍に希釈したようなあのバンドも皆悪くない。(どのバンドか特定出来る?出来ないよね?これが現在の邦ロックのシーンだ)

そんなこんなで長らく続いていた俺の退屈をぶち壊してくれたバンドがいる。

それがclimbgrowだ。

これは刺さる。

ミッシェルが好きな俺にこの歌唱は刺さる。出来ればもっと早く出会いたかった。こんな良いバンドを何で誰も教えてくれないんだ。教えろ。有無を言わさず教えろ。(※筆者は良いバンドの情報はいつでもウェルカムです)

聴く限り生まれもった声質じゃなくてテクニックで嗄れさせてるようだけど喉大丈夫なのだろうか?なんて無駄な心配してしまうくらい驚異的なボーカルのインパクトが強いclimbgrowだけれど歌詞そのものも良い。ストレートな言葉を使っているけどそれが歌声に合っている。

ストレートな歌詞を嗄れ声で叫ぶ。

これは俺じゃなくても最近の邦ロックシーンに物足りなさを感じてる人や90年代~2000年代初頭の濃いロックが好きな人は一発で心を持っていかれる。だって響くんだもの。言葉が。上っ面で喋ってるんじゃない感じが凄い伝わってくるよね。

聴けば聴くほどclimbgrowは異様なバンドだ。

メロディも曲の構成もきちんと現代的なのに嗄れ声と一部の隙もない演奏が最近の親しみやすくノリやすいバンドとは一線を画した印象を与えてくる。

ちなみにこのTHIS ISのMV,コインランドリーで外国人のおじさんが失くしたパンツを必死に探すというシュールな映像だけどこの世界観を提案したの撮影した加藤マニじゃなくてclimbgrow自身らしい。とてもそうは見えないよ。あんたらの演奏そんな面白映像と真逆でめちゃくちゃシリアスだよ。どんな世界観演出してんだよ。時々おじさん&お姉さんとclimbgrowが同じフレーム内に映るけど振れ幅大きすぎてなんかもう怖いよ。

さて、そんなハイクオリティかつ個性的なclimbgrowだけど正直今の邦ロック業界では売れない気がする。

何度も言うけどあまりに異質。ネットによくある『次にブレイクするバンド集!』みたいなまとめ記事でclimbgrowの名前見かけることがあるけど周りに載ってる他のブレイク候補のバンドと色味が違いすぎる。

端的に言うと売れ筋じゃない。

でも個人的にはやっぱり売れてほしい。それも爆発的に売れるんじゃなくて丁寧に少しずつ売れていってほしい。

ポップロックやミクスチャーロックが流行るのも良い。それが時代の流れってものだし実際のところOfficial髭男dismKing Gnuも素晴らしい。

だけどこういうストレートな純然たるロック。鳴りを潜めて久しいロックの部分がしっかり主張している邦ロックバンドが売れる世の中であるべきだとも思うんだ。

皆さんはどう思いますか?

それではまた次の記事でお会いしましょう。

ではでは。

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古衣

バンドとボカロ好きが高じてブログを書いたりDTMをしてすごしています。