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ボカロPが別名義を使う風潮

先日ボカロPの有機酸が名前を神山羊(かみやま よう)と改めて活動していくことを発表した。ただし、有機酸名義でも活動は続けていくそうだ。

 

おや?

人気ボカロPのこういう発表どこかで聞いた覚えない?

 

そう、バルーンこと須田景凪が昨年10月に同じことをしていたのだ。

 

人気ボカロPがシンガーソングライターとして活動していくうえで別名義を使用する。

この行為ははたして合理的なのだろうか?

 

・なぜ別名義を名乗るのか

例えばグループで活動していたアーティストがソロ名義で活動を開始したとする。

これは極めて合理的だ。

活動方針を決めやすいし単純に収入の増加が見込める。(その分かかる負担が大きくなるというデメリットもある)

でもバルーンと有機酸はそうじゃない。彼らは最初からソロで活動している。名義が増えたところで根本的なところは変わらない。

 

じゃあ何故別名義にするのか。

考えられる理由としては曲調が変わるからというものがあげられる。

ボーカロイドはやっぱり人間と違うし、本人が歌うかボーカロイドに歌わせるかによって作る曲も変わってくる。

本格的にシンガーとして活動するなら曲調の変化は少なからず避けられないはず。ボカロP時代の曲と平行して魅力を引き立たせるためなら別名義で活動するという選択はありだと思う。

 

・でもデメリットが大きくないですか?

別名義で活動することのデメリット。

最も大きいのはボカロPとして積み上げてきたキャリアがある程度リセットされてしまうという点だ。

昔からのファンにとってはあまり関係ない話だけど、新規のファンを募るにあたっては弊害になりうる。

例えばバルーンはカラオケランキングで1位をとるという非常に分かりやすい結果を出した。

しかし須田景凪としてはどうだろう?

CMのタイアップ曲はあるけど大抵の人はCM曲を誰が歌ってるかとか気にしない。

気にしたところで「須田景凪?誰?」となるだけで終わる。バルーン名義だったら「あ、この名前どこかで見たことあるわ」となる可能性が高かっただろうに。

 

・Eveはずるい

須田景凪、神山羊を聴いている人の多くはEveも聴いたことあるんじゃないだろうか?

Eveも須田景凪らと同様にボーカロイド曲を作りつつセルフカバーもしているアーティストだ。

そんなEveのことを「ずるい」と言う理由は彼が有名になってからも須田景凪のように別名義を名乗ろうとしないから。

ボカロPかつ歌い手という自分の存在をあえて崩そうという気が全く無い。淡々とネット上の人気者としての自分を発信し続けている。

だからネット界隈での人気、知名度は須田景凪に比べると高い。(TwitterやYouTube等を見た筆者の個人的な感覚)

まふまふとかそらるとか人気歌い手はたくさんいるけどEveほど世渡りの上手な人はいない。作曲センスも良いしうまいことやってる。

 

・結局、別名義を名乗るのはありなのか、なしなのか

ボカロPのハチ米津玄師という名義でも成功した。バルーンと有機酸の行動はこれに通じるところがあると思う。

でもどちらかと言えばEveの様に既存のブランドを高めていく方がさらなる成功をおさめるまで時間がかからないのではないか、とも思う。

 

何より米津玄師の存在が大きすぎる。

ネット発の元ボカロPアーティストと言えば米津玄師。そういう風潮の中で彼らが飛躍的な成功をおさめるのはハードルが高い。

 

しかし、忘れてはならないことは米津玄師も最初から爆発的に売れたわけではないということ。

わずかなスパンではあるが彼も国民的アーティストにのしあがるまでに時間はかかっている。

須田景凪も神山羊も別名義を名乗りだしてから間がない。

もったいぶって色々と話はしたが、彼らが別名義を名乗り出したことが正解だったのかそうでないのか結果は後からついてくる。

気になる人は今後も彼らの動向をチェックしていくと良いだろう。

 

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古衣

バンドとボカロ好きが高じてブログを書いたりDTMをしてすごしています。

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